海外のDVDやブルーレイが自宅のプレーヤーで再生できない原因は「リージョンコード」や「映像方式」の違いです。
本記事では、それらの基本知識と解決策をわかりやすく解説します。
リージョンコードとは?DVD・ブルーレイが再生できない原因と解決法
海外のDVDやBlu-rayを購入して、いざ自宅で再生しようとしたら「再生できません」と表示されてしまった経験はありませんか?
その原因の多くは「リージョンコード」や「映像方式(PAL/NTSC)」の違いです。
この記事では、それぞれの違いと、どうすれば再生可能になるかをわかりやすく解説します。
▶ 海外のDVD・ブルーレイを日本で再生する方法が知りたい方はこちら:
海外のDVD・ブルーレイを見る方法【2025年版】
なぜリージョンコードがあるの?
リージョンコードとは、DVDやBlu-rayに設定されている地域制限のこと。
これはコンテンツの流通を地域ごとに制御するために存在し、日本と海外では異なるコードが割り当てられています。
各国のDVDリージョンコード一覧
リージョンコード | 対象地域 |
---|---|
0 | グローバル(制限なし) |
1 | アメリカ、カナダ |
2 | 日本、ヨーロッパ、中東、南アフリカ |
3 | 韓国、台湾、香港、東南アジア |
4 | オセアニア、カリブ諸国、南米 |
5 | ロシア、インド、アフリカ諸国 |
6 | 中国本土 |
7 | MPAA向け・未発売版 |
8 | 国際機関、航空機、船舶など |
ALL | どのプレーヤーでも再生可能 |
DVDの映像方式(NTSC/PAL/SECAM)
- NTSC:日本、アメリカ、カナダ
- PAL:イギリス、ドイツ、中国、オーストラリア など
- SECAM:フランス、ロシア、東欧など
ヨーロッパのDVDはリージョン2でも、映像方式がPALのため日本(NTSC)では再生できないことがあります。
Blu-rayのリージョンコード(ゾーン)
ゾーン | 対象地域 |
---|---|
A | 日本、アメリカ、カナダ、韓国、台湾、東南アジア |
B | ヨーロッパ、中東、オーストラリア、アフリカ |
C | ロシア、中国、南アジア、モンゴル |
リージョンフリープレーヤーを使えば解決
再生できない問題は、リージョンフリーのDVD/ブルーレイプレーヤーを使えば解決します。
おすすめプレーヤーについて詳しく知りたい方は以下の記事をどうぞ:
おすすめリージョンフリーDVDプレーヤー【用途別】
No.1:コスパ重視モデル(約3万円)
価格と機能のバランスが抜群。Blu-rayもDVDも世界中のリージョンに対応。
- 対応リージョン:DVD 0〜8 / Blu-ray A〜C
- 映像方式:PAL / NTSC 自動切替
- 価格帯:29,000〜35,000円前後
- 特徴:日本語リモコン・説明書つき/コンパクト・静音
口コミ:「設定不要で海外盤が見られる」「買ってすぐ観られる」
No.2:4K対応フラッグシップモデル(約15万円)
将来の4Kコンテンツや高画質重視派におすすめ。
- 対応リージョン:DVD 0〜8 / Blu-ray A〜C全世界のDVD、ブルーレイを視聴出来ます
- 機能:4Kアップスケーリング / HDR / 自動リージョン認識
- 価格帯:約15万円(楽天の方が安い傾向)
- 売り切れることが多い機種
口コミ:「4Kテレビで海外盤が激変」「快適なリージョン切替」
持ち運びに便利な外付けプレーヤー
旅行先や入院時にも便利なUSB接続の外付け型。※ブルーレイは日本などゾーンAのみ対応
とにかくDVDだけ見れればOKな人向け:格安モデル
とにかく安く海外DVDを見たい人には、4,000円台の格安リージョンフリーDVDプレーヤーもあります。
- 用途:同一リージョンのDVD専用
- 注意:リージョン変更5回でロックされることあり
- 価格:4,000〜6,000円
比較的安い機種:有名メーカー製モデル
パナソニック製リージョンフリーDVDプレーヤー(約20,000円)
- 特徴:高耐久、安定した再生
- 注意:HDMI端子非搭載モデルもあるので確認必須
まとめ|リージョンと映像方式を理解すれば再生できる
海外のDVDやブルーレイを日本で再生できない主な原因は、リージョンコードと映像方式の違いです。
これらの問題は「リージョンフリープレーヤー」や「PAL/NTSC変換機能付きモデル」を使うことで解決できます。
- とりあえず海外DVDを見たい→約3万円モデルがおすすめ
- 画質・将来性重視→4K対応モデルが安心
- 特定リージョン専用→格安モデルでもOK