小学校に入学すると学校の勉強が忙しくなるのでいかに数か国語がある環境を継続させるか。
そして、時間管理が重要なカギとなる期間です。
小学校入学後は驚くほど自然にイタリア語の読み書きを習得しました。
「MIPIACE」とスペースなしで書くこともありますが、スペースを入れる事が分かるとすぐに覚えてスポンジのような吸収力に驚かされる時期です。
6歳半からは筆記体や大文字・小文字を使った文章作成に取り組み、この頃は学校の図書館から借りてきた絵本を家で何度も読み、簡単な物語を読んで質問に答える練習もしていました。
▶前回の記事【マルチリンガル育児体験記】5歳で3ヶ国語!我が子の多言語成長記録と日本語キープの工夫
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日本語にも興味が広がる
イタリア語の影響か、日本語のひらがなもスムーズに読めるように。
書くことにも意欲を見せ、少しずつ漢字学習もスタート。
海外で日本語を習得するために大切なこと
1) 海外で日本語を覚えさせるには多くの海外在住ママ達も使っていた日本の通信教育は欠かせないのではと思います。
進研ゼミは本当に大好きで中に入っているお話は何度も何度も読み、色々な事を覚えた教材です。
2) バイリンガルやマルチリンガルに育てたご家庭は、毎年日本へ一時帰国したり、語学を使う環境を作っています。
我が家も出来る限り日本一時帰国をしていました。
日本一時帰国のたびに語彙力への興味も増すことを実感していた時期でもあります。
「これってどういう意味?」という質問が増え、私自身が言葉の意味をうまく説明できず。
でも、時にはイタリア語で補足して少しずつ新しい日本語の単語数も増えていきました。
3) 日本のテレビを活用
語学は机に座って勉強するというよりも、楽しく聞いて話して覚える方のが長続きします。
我が家はテレビを見る時には必ず英語か日本語にすることを徹底していました。
海外から日本のテレビはVPNを契約して日本のテレビを見る事が出来る環境を作っていました。
好きなアニメのフレーズや歌はあっという間に覚えるのでテレビ効果は凄いです!
家族でNHKの朝の連続ドラマ「カーネーション」にハマっていた時期で、毎日観ているうちに関西弁を少し覚えたようです。
海外で日本のテレビを見る方法【バイリンガル育児に便利なVPN割引コード】
字を書くのは相変わらずひらがな止まりで、漢字は毎日練習していないため、覚えてもすぐに忘れてしまいましたが、もっと興味が出る時期を待ちのんびりと進めていました。
学びを“遊び”に変える工夫
この時期、日本からお習字セットを持参。
これが大ヒット!
墨と硯で遊び感覚の漢字練習が楽しくなりました!
「学校ごっこ」では私が先生、あっちゃんとパパが生徒という設定で、ドリルや漢字に取り組んでいます。
気分が乗れば、驚くほど集中して学んでくれるのがこの時期の特徴です。
英語は絵本とDVDを活用
英語学習は週末に時間がある時だけ。
絵本を読んだりDVDや映画を観て楽しみながら英語をインプットさせていました。
【厳選10冊】マルチリンガル子育てにおすすめ!小学生低学年向け英語絵本
大好きで良く観ていたDVDはスワンプリンセスとアナスタシア。
『スワン・プリンセス』
王女オデットと王子デレクの真実の愛を描いた、美しくて切ないファンタジーアニメ『スワン・プリンセス』。
邪悪な魔法で白鳥に姿を変えられたオデットを救うため、王子は命がけの冒険に挑みます。
● 美しい映像と心に残る音楽
● 真実の愛と勇気を描いた感動のストーリー
● 子どもから大人まで楽しめる名作アニメ
ディズニーとは一味違う、90年代アニメの名作をぜひご家庭で。親子の時間にもぴったりです!
映画『アナスタシア』
ディズニーとは一味違う幻想的な世界観と、美しい音楽、心に響くストーリーが魅力のアニメ映画。
特に主題歌「Journey to the Past」は、一度聴いたら忘れられない名曲として多くの人に愛されています。
物語は、記憶を失った少女アーニャが自分の本当のルーツを探し、家族の愛を求めて旅に出る物語。
大人も子どもも心打たれる内容で、親子で一緒に楽しむのにもぴったりです。
● 親子で楽しめるハイクオリティなアニメ映画
● 美しく壮大な音楽が心に残る
● 実在したロマノフ王朝の伝説をもとにした魅力的なストーリー
その他、興味があるDVDは全て揃えて家族で何度も見ました。
イギリス英語が楽しく身につく!おすすめ海外DVD【幼稚園~小学校】
それから、幼稚園にアメリカ人の学生さんたちが来てくれる機会があり、可愛くて優しい“お姉さんたち”との交流がとても楽しい様子。
英語の授業後には、「あなたはとっても可愛いね!」と話したと嬉しそうに報告してくれました。
パパが先生役で英語の学校ごっこをすることも。
私は英語が苦手で当てられるとドキドキしますが、家族全員が関わることで学びの幅が広がります。
遊び感覚で英語に親しんでいた時期です。
多言語育児の現実と可能性
イタリア語では筆記体が始まり、はじめは苦労していましたが、継続するうちに徐々に慣れてきました。
日本語は平日になかなか時間が取れないものの、休日や体調を崩した時に無理なくのんびりと進めることに。
英語はインプットしておけばいつか役に立つと思い週末にDVDを観る程度になりました。
まとめ
語学育児は、特別な家庭だけができるものではないと思っています。
日々の暮らしの中に“楽しい学び”を取り入れ子供の興味をひくことで、自ら知りたい気持ちを芽生えさせることが大切だと思います。
マルチリンガルの子が多いヨーロッパでは、英語のベビーシッターさんを雇ったり、夏休みに英語漬けのサマースクールへ通わせたり多言語環境を作ってマルチリンガルに育てているご家庭が結構あります。