〜おうち語学に関する「不安」や「疑問」にお答えします〜
Q1:親が英語を話せないけど大丈夫?
👉 まったく問題ありません!
むしろ「親が話せないからこそ、一緒に始める」ことに大きな意味があります。
私自身、イギリス留学の経験はあるものの、発音や話すことには苦手意識がありました。子どもが小さい頃は、英語CDやYouTubeを活用していました。
親が完璧である必要はまったくなく、
「一緒に聞いてみよう」「やってみよう」の姿勢が子どもにとって何より安心なんです。
📌 ポイントは…
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聞き流し(CDやYouTube)だけでもOK
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親は“ファシリテーター”で十分(環境をつくる人)
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間違っても「気にしない姿」を見せるのが大事!
🌱 子どもは「英語を学ぶ」のではなく、「英語に慣れる」ことから始めます。
親がネイティブである必要は、まったくありません。
Q2:日本語の発達に悪影響はない?
👉 むしろプラスになることも多いです!
複数言語を扱う子どもは、
言語への意識・論理力・柔軟な思考力が育ちやすいとも言われています。
もちろん個人差はありますが、
「日本語が遅れるから英語はやめたほうがいい」という考えは不要です。
📌 注意したいポイントは…
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混乱する時期があっても、一時的なものです
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言葉が混ざったら、日本語なら日本語だけで“言い直し”てあげる
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「この単語はこの場面で使うんだ」と、徐々に理解が進みます
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日本語の語りかけも丁寧に続ける
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バランスを意識して、“英語ばかり”にはしない
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時期が来たら、第一言語(日本語)の文法学習も大切
我が家では日本語・イタリア語・英語の3言語で育てていますが、
日本語もきちんと育っています。むしろ語彙が豊富な場面もあるほどです!
Q3:途中でやらなくなってしまいました…。どうしたら?
👉 一度やめても、また始めればOK!
語学は「細く長く」がいちばん効果的。
我が家もフランス語に取り組んでいましたが、1〜2年全く使わない時期がありました。
けれど、小さい頃に発音を覚えていたおかげで、中学生になって再開したとき、
スムーズに戻ってこれました。
💡 再スタートのコツは…
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ハードルを下げる(1日3分の歌でもOK)
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まずは「親がながら聞き」でリズムをつくる
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「これならできそう」から再開する
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言語を使う必要性を作る(例:海外旅行、留学、海外の友達と話す、試験を目標にする)
⏳ おうち語学は、短距離走ではなくマラソンです。
焦らず、マイペースに取り組めば大丈夫!
Q4:どれくらいで話せるようになりますか?
👉 2〜3年単位で見てあげてください。
最初の1年は「慣れる時期」。そこから少しずつ、
知っている言葉が出てくるようになります。
📈 話し始める時期の目安:
時期 | 状態 |
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1年目 | 聞き取り中心。歌をマネし始める |
2年目 | 単語・フレーズが少しずつ出てくる |
3年目以降 | 日常の中で自然とフレーズが出てくる |
🌱 「できた」より「続けた」経験が、何よりの宝物。
英語を“勉強”と捉えず、“生活の一部”にするのがコツです。
✅ まとめ:不安や疑問は、育てている証拠!
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親の英語力は関係なし!「一緒に楽しむ気持ち」が大事
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日本語への影響も、基本的に心配なし。バランスを意識して
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途中でやめても大丈夫!また始めればそれでOK
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話し出すには時間がかかる。でも確実に積み上がる
🌟 「悩む」というのは、それだけ子どもに向き合っている証。
焦らず、今日できることから一歩ずつで大丈夫です。