IELTSリーディング対策|時間配分とスキミング・スキャニング技術

IELTSリーディングは60分で3パッセージ+40問を解く必要があり、英語力だけでなく時間管理と読解スキルが問われます。
本記事では、時間配分のコツと「スキミング(速読)」・「スキャニング(情報探索)」の具体的な活用法を解説します。

1. 時間配分の基本戦略

試験時間は60分(解答用紙への転記時間込み)

設問数と難易度に応じて時間を以下のように割り振るのが効果的です。

  • Passage 1(簡単):15〜17分
  • Passage 2(中級):18〜20分
  • Passage 3(難関):22〜25分

時間が足りなくなる原因は「精読しすぎ」や「問題を最初から順番に解いてしまう」ことにあります。

試験勉強では、タイムを計って少しずつリーディングの速度を上げることもしていく必要があります。

2. スキミング(Skimming)とは?

スキミングは、全体の意味を高速でつかむ読み方です。本文を読む前に以下を意識しましょう:

  • タイトルと小見出しを確認
  • 各段落の最初と最後の文を重点的に
  • キーワードや専門用語を拾う
💡TIP:スキミングの目的は「本文の構造を把握して、設問の該当部分を早く見つけること」です。

3. スキャニング(Scanning)とは?

スキャニングは、特定の情報(名前・数字・日付・キーワード)を速く探す技術です。

以下のように使います:

  • 設問にある固有名詞・数字に注目
  • 該当する段落だけを素早くチェック
  • その周辺に正解の根拠があることが多い

とにかく何度も問題を解き、コツをつかんだら少しずつ速度を上げていきます。

4. 設問の順序と本文の関係

多くの設問は本文の順序に沿って出題されています。

時間を節約するため、次の設問に進んでも、過去の段落に戻らないようにしましょう。

5. 時間内に解ききるための練習方法

  • 過去問や模試を本番と同じ60分で解く習慣をつける
  • 「先に設問を見る→本文を読む」戦略に慣れる
  • 答えの根拠が本文にあるか常に意識する

リーディングは練習量で確実に伸びるセクションです。スキミング・スキャニングを意識し、戦略的に得点力を上げましょう。

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