〜「やる気」に頼らず、生活に語学をなじませるコツ〜
🎻 習慣化の力を、語学にも
私はイタリア語C2試験に合格するまで、長い時間をかけて学んできました。
また、長年バイオリンを教えてきて、感じるのは「何かを達成するには、特別な才能よりも毎日の積み重ねが大切だということ」。
語学も同じです。
“特別な勉強時間”ではなく、“日常の中に自然とあること”が、最も力になります。
👶 子どもに語学を身につけてほしいなら、「まっさらな時期」に習慣化を
子どもがまだ常識や非常識の枠がない頃から、英語がある環境・英語を使うことを当たり前にしてしまうのが、実は一番手っ取り早い方法です。
私たちが「毎日ごはんを食べるのが当たり前」なのと同じように、
「英語を話すのが当たり前」な子に育てることは可能です。
💡 習慣化の鍵は「仕組み」と「環境」
語学習得に必要なのは、意志よりも“仕組み”です。
がんばらなくても、自然とやる。
やらないと落ち着かない。
そんな「ルーティン」を作っていくのが継続のコツです。
🕒 スキマ時間・車移動もチャンスに
時間帯 | 取り入れやすいこと | ポイント |
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朝 | 英語の音楽や絵本をかける | 毎日決まった曲でもOK |
昼の遊び時間 | 英語のフレーズで遊ぶ/英語の動画を一緒に観る | 遊びの中に自然に英語を |
夜寝る前 | 英語絵本・ストーリータイム | 落ち着いた時間で記憶に残りやすい |
車の中 | 英語のCDやストーリー音源を流す | 好きな曲・絵本の音声などでOK |
📌 「ながら」でいい。英語=空気のような存在に。
🔁 我が家のルーティン例(2歳〜5歳ごろ)
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遊んでいる時や家事の合間に英語の歌を流す
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気力がある時だけ英語の絵本を1冊読む
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一緒に遊ぶ中で簡単な英語フレーズを使う
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休日は英語の歌に合わせて一緒に踊る・歌う
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寝る前にAudibleなどで英語ストーリーを聞く
👉 同じ絵本を何度も繰り返すと、自然とフレーズを覚える
📌 完璧でなくていい。「抜けても気にしない」が続くコツ。
📦 続けるための仕掛け
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おうちに英語コーナーを作る(本・おもちゃ・ポスターなど)
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テーマごとの語彙遊び(動物、食べ物、色など)
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お気に入りの英語キャラ絵本(Disney、Spot、Daniel Tigerなど)
✅ まとめ:「語学=空気」にしてしまえば、続けるのはラクになる
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毎日3分でもOK。積み重ねが最強の学習法
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親も“聞き流す”だけで十分
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飽きても無理に戻さない。環境だけは残しておく
📝 語学は「特別なイベント」ではなく、「いつもの生活の一部」にすること。