⑤「英語が話せる!」ようになるための続ける仕組みとルーティン化

〜「やる気」に頼らず、生活に語学をなじませるコツ〜


🎻 習慣化の力を、語学にも

私はイタリア語C2試験に合格するまで、長い時間をかけて学んできました。

また、長年バイオリンを教えてきて、感じるのは「何かを達成するには、特別な才能よりも毎日の積み重ねが大切だということ」。

語学も同じです。
“特別な勉強時間”ではなく、“日常の中に自然とあること”が、最も力になります。


👶 子どもに語学を身につけてほしいなら、「まっさらな時期」に習慣化を

子どもがまだ常識や非常識の枠がない頃から、英語がある環境・英語を使うことを当たり前にしてしまうのが、実は一番手っ取り早い方法です。

私たちが「毎日ごはんを食べるのが当たり前」なのと同じように、
「英語を話すのが当たり前」な子に育てることは可能です。


💡 習慣化の鍵は「仕組み」と「環境」

語学習得に必要なのは、意志よりも“仕組み”です。

がんばらなくても、自然とやる。
やらないと落ち着かない。
そんな「ルーティン」を作っていくのが継続のコツです。


🕒 スキマ時間・車移動もチャンスに

時間帯 取り入れやすいこと ポイント
英語の音楽や絵本をかける 毎日決まった曲でもOK
昼の遊び時間 英語のフレーズで遊ぶ/英語の動画を一緒に観る 遊びの中に自然に英語を
夜寝る前 英語絵本・ストーリータイム 落ち着いた時間で記憶に残りやすい
車の中 英語のCDやストーリー音源を流す 好きな曲・絵本の音声などでOK

📌 「ながら」でいい。英語=空気のような存在に。


🔁 我が家のルーティン例(2歳〜5歳ごろ)

  • 遊んでいる時や家事の合間に英語の歌を流す

  • 気力がある時だけ英語の絵本を1冊読む

  • 一緒に遊ぶ中で簡単な英語フレーズを使う

  • 休日は英語の歌に合わせて一緒に踊る・歌う

  • 寝る前にAudibleなどで英語ストーリーを聞く
     👉 同じ絵本を何度も繰り返すと、自然とフレーズを覚える

📌 完璧でなくていい。「抜けても気にしない」が続くコツ。


📦 続けるための仕掛け

  • おうちに英語コーナーを作る(本・おもちゃ・ポスターなど)

  • テーマごとの語彙遊び(動物、食べ物、色など)

  • お気に入りの英語キャラ絵本(Disney、Spot、Daniel Tigerなど)


✅ まとめ:「語学=空気」にしてしまえば、続けるのはラクになる

  • 毎日3分でもOK。積み重ねが最強の学習法

  • 親も“聞き流す”だけで十分

  • 飽きても無理に戻さない。環境だけは残しておく

📝 語学は「特別なイベント」ではなく、「いつもの生活の一部」にすること。