我が子をマルチリンガルに育て(現在進行形)、語学習得には長い時間と親のサポートが大切だと実感しています。
そこで、おうちで出来る英語・外国語がある環境作りなど、「おうちで育てる多言語力:始め方」を数回に分けてお伝えしてきます。
実体験:4か国語を話せるようになった我が子の育児記録はこちらから▶あっちゃん成長記録
グローバル時代における語学の重要性
① 情報格差が“言語”で生まれる時代
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世界の最新情報・研究・技術はまず 英語や中国語で発信されることが多いです
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情報収集力=語学力になってきており、日本語だけでは入手できる情報に限界がある
AI、気候変動、宇宙開発など、世界を動かす分野の情報はまず英語で出てきます。英語を理解できるかどうかで、情報収集のスピードと質が大きく変わります。
② 世界とつながる「話す力」が必要に
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オンライン化が進み、子どもたちは将来世界中の人とリアルタイムで仕事や学びを共にする可能性が高い
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相手の文化や考え方を理解するには、言語そのものを学ぶ必要がある
💬 言葉を学ぶこと=文化・価値観を理解する鍵
③ 「英語だけでは足りない」時代の到来
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国際社会で求められる言語は英語だけではない。
たとえば:-
中国語:ビジネスや観光分野で急成長
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スペイン語・フランス語:国際機関や移民国家で重視
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アラビア語・ポルトガル語:地域によっては不可欠な言語
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🌐 マルチリンガル人材のニーズは、今後ますます高まっていきます。特に2か国語を学んだ経験があると、3か国語目以降の習得がグッと楽になります。
すでに外国語を一つでも学んでいると、
音の聞き分け方
文法の感覚
語学の学び方そのもの
が体にしみついているため、新しい言語にも柔軟に対応できるのです。
④ グローバルで求められるのは「自分の意見を伝える力」
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世界では「意見を言える人=信頼される人」
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言葉が話せること以上に、「自分の考えを持ち、それを伝える力」が評価される
✏️ 語学力+思考力のセットがグローバル教育の目標
⑤ 子どものうちに語学を始める最大のメリット
🧠「聞き分ける力」が最も高い“ゴールデンエイジ”
子どもは生まれた瞬間から、“あらゆる言語の音”を聞き分ける能力を持っています。特に0〜6歳の間は、
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音の微妙な違い
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リズムやイントネーション
を 意識せずに吸収できる黄金期です。
この時期に語学に触れることで、ネイティブに近い発音や、自然な言い回しが「耳と口」にしみ込みます。
🌱「文化・価値観」に触れる最初の一歩にも
語学を学ぶということは、ただ単に単語や文法を覚えることではありません。
言語の背景にある
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文化
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考え方
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コミュニケーションの違い
に自然と出会うことになります。これが、グローバルな感覚や多様性を受け入れる力の土台になります。
✏️ 幼少期ならではの語学習得の姿:「気づいたら話していた」
子どもの語学習得は、“勉強”ではなく“体験”です。
📌 知らないうちに英語で歌っていた、
📌 無意識に「Thank you」と言っていた、
📌 ある日ふと「フランス語でママに話しかけてきた」
そんなふうに、「気づいたら話していた」という形で言語が定着していくのが、幼少期から始める一番のメリットです。
✅ まとめ:語学は「世界を生き抜く力」そのもの
語学を学ぶことは、
・未来の選択肢を増やすことであり、
・他者を理解し、自分を表現できる力を育てることです。
おうちでの語学導入は、その第一歩をやさしく・楽しく踏み出せる手段になります。
✨ おうち語学は、今すぐ・誰にでも始められる
特別な教材や高額なレッスンは必要ありません。
大切なのは「完璧にやろうとしないこと」と「親も一緒に楽しむこと」。
この連載では、語学が苦手な親でもできる、おうち語学の進め方をステップごとにお届けします。
まずはできるところから、一緒に始めてみましょう。