少し前からイタリアの学校では、学校内でのスマートフォン使用が厳しく制限されるようになりました。
背景には授業への集中力低下やSNS依存の問題に加え、AIを利用して課題や試験に取り組む生徒が増えていることもあると言われています。
AIはどんどん発達して、大学で学ぶような難題でも分かりやすく説明してくれたり、翻訳機能もどんどん発達しています。簡単な内容なら翻訳、通訳もいらなくなってきていると感じる時代に突入したのではないでしょうか。
これからAIは益々発達して行く時代だから、外国語を学ぶ必要はないのでは?と思う方も多いのではと思います。英語ができなくても、スマートフォンを取り出せば会話ができる時代が来ています。
18年という年月をかけて4か国語を話す娘を育て、海外で子育てをしてみて思う事は、子どもに外国語を学ばせる価値はなくならないと思っています。
なぜなら言葉は単なる「翻訳」ではないからです。
同じ言葉でも文化や歴史、価値観によって受け取られ方は変わります。
実際に海外で生活していると、機械翻訳だけでは伝わらない微妙なニュアンスに出会うことが少なくありません。英語やイタリア語では、主語や目的語をはっきり伝えないと伝わりません。
一方、日本語は文脈から意味を読み取る文化があり、あえて全てを言葉にしないことも少なくありません。
そのため、同じ文章でも翻訳者によって表現が微妙に変わること、翻訳出来ないニュアンスもあります。
また、AIが便利になるほど大切になるのが「考える力」です。
AIは瞬時に答えを出してくれますが、その答えが本当に正しいのかを判断するのは人間です。
私がイタリアで子育てをしながら感じるのは、海外の教育では知識を覚えるだけでなく、自分の意見を持ち、その反対の意見も考えて判断し、それを説明する力を重視していることです。
その象徴の一つがイタリアの高校卒業試験「マトゥリタ」です。
実際にどのような力が求められているのか、こちらの記事で詳しく紹介しています。
▶ イタリアの高校卒業試験「マトゥリタ」とは?AI時代に求められる思考力について考える
これからの時代、詰め込み教育だけではなく、「自分で考える力」「集中力」「突き詰める力」などが評価される時代になっていくのではないかと思っています。
そのためには、小さい頃から興味のあることや「楽しい」と感じることを伸ばしてあげることが大切です。
また、本を読む習慣をつけることで、日本や世界の歴史、さまざまな価値観に触れ、多角的に考える力も育っていきます。
我が家では、娘が小さい頃から歴史や伝記の学習マンガをたくさん読んでいました。
何度も繰り返し読むうちに内容を自然に覚え、学校で歴史を学ぶようになった時には、
「マンガで大体の流れを知っていたから理解しやすかった」
と話していました。
AIが答えを教えてくれる時代だからこそ、その答えを理解し、自分で判断するための土台となる知識や教養が大切になります。
我が家でも、こうした「知識の土台づくり」に役立ったのが学習マンガでした。
そんな土台づくりに役立った、我が家おすすめの学習マンガはこちらです。
読書が苦手な子でも、まずはマンガから歴史や人物に興味を持つことで、知識の土台を楽しく作ることができます。
我が家で実際に何度も読み返したおすすめシリーズを紹介します。
とても大切にしていて、今でも本棚に並んでいます。